自然身体構造研究所 編

第33号:

股関節のインナーマッスル(野球達人トレーニング 基礎編)

大きな筋力を生み出すアウターマッスルは、インナーマッスルについている骨が動いてその力を発揮します。今回は身体中にあるインナーマッスルの中でも、フットワークを左右する股関節のインナーマッスルの働きについて紐解いてみましょう。



Powered by まぐまぐ

野球の骨(コツ)
スポーツの骨(コツ)

ナチュラルボディー理論参考資料
ぴーかんバディ!
中学野球小僧

股関節のインナーマッスル(野球達人トレーニング 基礎編)

野球では肩のインナーマッスルが有名ですが身体はインナーマッスルだらけなのです。筋肉は何層にも重なっています。骨に密着してインナーマッスルがあって何層にも重なっています。表面の筋肉はアウターマッスルといって大きな筋力を発揮します。インナーマッスルの働きは骨の動きを司る重要な働きがあると私は考えています。骨を支えている体の基礎のような筋肉です。

例えば「はじめにインナーマッスルについている骨が動いて、その後アウターマッスルが大きな力を出すのだ。」と考えています。「骨」は「コツ」といいます。動く時の「コツ」は「骨」の仕組みをいっているのかも知れません。少なくとも私はそう思っています。ですからインナーマッスルの動きを研究すれば、いろいろな動作の局面でアウターマッスルはこう動くべきだということがわかってきます。「全身を使って投げたり打ったりしろ」といいますが、具体的にどういうことが全身を使って動く事かわかりません。私は骨から動くイメージで動くことと、インナーマッスルの動きに沿って動くことが、全身を使い切るということになると思います。今回は股関節のインナーマッスルの働きについて説明したいと思います。

股関節そのものは球状関節といって、たいへん自由に動く構造です。(写真1)

写真1 (写真1-クリックで見る事ができます。)

股関節の外側に回る外旋という動きを行うインナーマッスルは梨状筋・上双子筋・下双子筋・外閉鎖筋・内閉鎖筋・大腿方形筋です。前側には恥骨筋と短内転筋という筋肉があり、股関節を内側に回す内旋という動きをします。(写真2)

写真2 (写真2-クリックで見る事ができます。)

ですから股関節のインナーマッスルを動かすということは股関節を内側に回したり外側に回したりするということになります。股関節をうまく使って動く事は股関節の内旋外旋をともないながら走ったり投げたり、打ったりするということになります。守備の時のフットワークについて股関節の動きを説明します。この股関節の内旋・外旋が使えない選手はバタバタとしたフットワークだったり、極端にサイドの守備範囲が狭い人だったりします。なぜかというと、股関節の内旋・外旋が使えないと脚の筋肉の一部(前側の大腿四頭筋)しか動いていないようになります。内腿の内転筋群や後ろ側のハムストリングスなどがよく動きません。つま先立ちになってフットワークをしてみてください。(写真3)

写真3 (写真3-クリックで見る事ができます。)

どうですか、バタバタの選手はこんな風に身体を使っています。このような選手はもともと股関節の内旋・外旋の機能を使っていませんから、股関節の周りがコリになっていたりします。ですから股関節を回旋させるストレッチ運動をしなければなりません。(インナーマッスル・ストレッチDVD参照)ストレッチをして股関節周りのコリを取ると同時に股関節は回旋するということを身体にしみこませる神経トレーニングをしなければなりません。股関節周りにコリのある選手は投げるにも打つにも股関節の回旋が使えていません。日常の歩く時や生活全般で股関節のインナーマッスルを使えていないのです。

原理的には当然で単純なことなのですが、股関節の回旋を使えない選手が、股関節の回旋をともなう動きができるようになれば、野球のパフォーマンスが飛躍的に向上します。私が指導した選手の中に素質としてすばらしい身体能力を持っているけれど、それを充分に生かしきれていない選手がいました。その選手は、股関節の回旋運動に気づきパフォーマンスを向上させ、プロ野球に入団しました。まずはストレッチをして股関節をゆるめて回旋を使う感覚を身に付けてください。ストレッチをして、ゆるんだ股関節になったらアヒル歩きというトレーニングも有効です。合気道では膝行という稽古の方法があります。(写真4)

写真4 (写真4-クリックで見る事ができます。)

股関節をゆるめて股関節の回旋を使って移動します。膝の関節の位置を間違えずに(メルマガ30号参照)上半身をリラックスさせて行ってください。

 

メルマガ名変更のお知らせ

「古武術と整体の教え 野球体の使い方」から 「ナチュラルボディー理論 野球編」へ

身体開発技法、古武術の剣術を含む「メビウス気流法」・自律神経手技整体・エラスタルト(中国拳法由来の身体開発法)・柔道・合気会合気道・ヨーガ・ボクシング・様々な呼吸法などの各種身体開発法の経験やいろいろなスポーツインストラクターの指導など、たくさんの経験に基づいてこの「メルマガ」「ホームページ」を運営させていただいております。

野球選手の場合、小学生から始まってプロ野球まで、ある限られた期間でしか競技者として活躍できません。プロ野球選手にまでなる人はほんの一握りです。ほとんどの人はそこまでいきません。草野球での野球も楽しいことですが涙の出るようなうれしさやくやしさは競技スポーツでしか味わえません。「限られた時間の中で最大限の効果をあげられるよう手助けしたい」こんな思いで、このホームページを展開しています。いろいろな指導をしているうちに「壊れない身体の使い方は一流選手の身体の使い方」という結論に達して、このことを「ナチュラルボディー理論」と名づけようと思いました。

少しむずかしくなりますが「ナチュラルボディー理論」の骨子は「垂直方向に対する筋肉の伸長性反射や動きの中で発生する遠心力と筋肉の弾力性を骨格・インナーマッスルの構造に沿って運用し合理的に動く方法の体系」ということです。私の中では明確に感覚化できているのですが、このことを選手のみなさん、監督・コーチ・トレーナーのみなさんに体験していただきたいと思っています。そのため私がよいと思ったトレーニング法や各種身体開発技法講座のおすすめ、故障した場合の治療院の紹介、これはと思ういろいろな方法・トレーニング・グッズをどんどんお伝えしたいと思っています。みなさんが、その中の一つでも自分にあったものを見つけて、技術の向上、よりよい野球生活がおくれますよう、努力していきます。また草野球のみなさんも町のスーパースターを目指してがんばってください。

今後、「ナチュラルボディー理論 野球編」として、このメルマガ・ホームページを展開させていただきます。よろしくお願いします。また現在「ナチュラルボディー理論 ゴルフ編」を企画中です。


質問タイトル
(例:体の使い方について/トレーニンググッズについて)
お名前 (HN可 例:鈴木太郎)
メールアドレス (例:info@naturalbody.jp)
メールアドレス(確認) (例:info@naturalbody.jp)
質問内容

Copyright (C) 2004 Yoshizawa Inc. All Rights Reserved. ホームページ制作会社(東京都杉並区)ノーブルウェブ